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おしゃべり大学院生 studying in Sweden

おしゃべりなJDI(女子大学院生)のスウェーデン留学奮闘記。

What is 感性?(2)

さて、今日は4回目のミーティングがありました。

 

今日本題『何について共同研究をしていくか』

 

でもその前に、"感性とは何か。"について答えが見つかった気がするので報告させてください。

 

ありがたいことに何人か前回の記事を読んで意見をくださり、感性ををいろいろな言葉を使って教えてくださりました。みなさんの言葉をお借りして、説明させていただきます。

 

感性= 感情を感じるセンサー(センス)五感のようなもの。無意識的に使っている心の中にあるもの。想像力(創造力)も感性に含まれる。人それぞれ違う。

 

感情=感性によって感じる形容詞を使って表せるもの。(楽しい・楽しそう・悲しい・美しい・等)

 

目で例えると

感性=視覚、感情=色や光

 

だから感性が磨かれている人は、楽しさや悲しさ、喜びなど、感じるものが多い。

逆に感性が乏しい人は、感じるものが少ない。

 

感性工学で使っているものは感性で間違いない。しかし、Simon先生は感性=感情・印象としてとらえていたから、K子さんはそれは違うと思った。

 

このようなことを今日のミーティングの前半で話させていただきました。

K子さんもウンウンと言いながら、聞いていたし、Simon先生もメモを取りながらスッキリしたような顔をしていたから、これが答えでいいのかな。

いや、違うだろ!!って意見があれば大歓迎です!是非教えてください。

 

それと、ブログを読んでくれてるさっちゃん(仮名)が面白いことを教えてくれました。

前回の記事でわたしは

"感性って日本独特な考え方なのかな。外国の方も音楽や美術に感動するから日本語でいう"感性"に該当するものはもちろんある。でも、ぴったりくる言葉やその概念がないから伝わらないのかな。"

と書きました。それに関連して、アフォーダンスというものをこちらの授業で習ったと教えてくれました。アフォーダンスとは、環境の様々な要素が人間や動物などに働きかけ、そのフィードバックにより動作や感情が生まれること。

つまりわたしがあるカバンを綺麗だと思うのは、わたしの感性がそう思わせるのではなく、カバンがわたしに働きかける。という考え方。

感性とは反対ですね。

感性的考えだと、そのカバンをデザイナーが彼または彼女の感性で作り、それをわたしがわたしの感性で綺麗だと感じる。

感性が人間のinsideであるのに対して、アフォーダンスは人間のoutsideに要因がある。

 

このことをスウェーデン人友達MXとYNに話しました。

「感性っていう概念が日本にはあってね、小さいときから感性を磨きなさいと教えられるのよ。感性が乏しい人は〜・・・こちらにはアフォーダンスの考え方があるよね、日本では逆なの。それでね〜・・・」

といろいろ話をしたら、「そんなこと考えたことなかった!」「美しい考え方だね」「もっと日本人の考え方を知りたい」と言ってくれました。逆に、わたしは”感性”という概念が美しい考え方だって知らなかったから、コンビニとか自販機とかそういう物理的なものじゃなくて、日本の精神について優れているものを発見できて嬉しかったです。あと、MXが昔、ある女の子が"感性"と同じようなことを話してたと言っていました。KANSEIというコトバは使っていなかったけど、似たようなことを一生懸命説明していた、と。その女の子は西洋出身でいろんな国に住んだことがあるそうです。だからアフォーダンスの考えが主流である西洋の人にも自分の中のKANSEIに気づいている人はいるみたい。その女の子はたくさんの国に住んで自分の感性がどんどん磨かれていったのかな。話してみたいな。

 

そうそう、感性を磨くことに関して、写真家S先生と写真を用いた教育に携わる先輩ケイティ(仮名)から面白いお話をいただきました。

"感性は、世界共通で「KANSEI」というらしいですね。おもてなしやもったいないという単語同様、日本の誇る独特の言葉であり、感覚なので、外国の方に伝えるのは難しいようですね。日本人の細やかな感性は、四季を持つ私たちの風土に関係しているようです。匂い、空気感、季節の食材やお花など、私たちは5感を通じて、季節の移ろいを感じることによって、自然に感性が敏感になっているのでしょうね。"

Simon先生も日本人の敏感な感覚について驚くと言っていたし、これもまた、感性の概念と共に、誇れるものを見つけました。

 

さてさて、感性とは何かについてかなり話したあと、本日のテーマに戻りまして、

これからわたしがやりたい事を先生にざっくり話しました。初回ミーティングで話したような事なのですが、もっと詳細を話し、気に入ってくださいましたので来週の火曜日、学士の研究と共にプレゼンテーションをします。Norrköpingで画像を研究している先生も興味を示してくださったとのことで、これからその先生とも一緒に進めていくことになりそうです。Simon先生に最後には学会誌に載せようと言われたのでそんな大それたことできるのかしら😦!!と少し怯えているのですが、頑張ります!!

 

http://www.meti.go.jp/english/policy/mono_info_service/mono/kansei2009/images/img_value002.gif

 credit:http://www.meti.go.jp/english/policy/mono_info_service/mono/kansei2009/images/img_value002.gif

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最後に、まさに感性の分野で働いていらっしゃる方より、貴重な意見、引用をいただいたので一部要約してご紹介したいと思います。改めて、S先生、ケイティ、M先生、Sちゃん、KK、さっちゃん、KSUKE、MX、YN意見、ありがとうございました。

 

写真家S先生と写真教育に携わる先輩ケイティ

私とS氏の写真教育の目標は、技術を教え、カメラマンを育成することではありません。レンズを通じて、感じる心や目に見えないものを視る心の眼を養うことを目標にしています。研究を行う上でも、仕事をする上でも、生活をする上でもすべての基本は感じる心ですよね。日本人の細やかな感性は、四季を持つ私たちの風土に関係しているようです。私の仕事では、教育的感性を鈍らせないように、子どもたちの言動を観察しています。わずかな会話の中から、いじめや虐待、貧困問題などを察知し、児童相談所や学校と連携を行い子どもたちの見守りを行うことも仕事です。

 

中学の時の音楽のM先生

"「音楽に対する感性」とは、音楽的な刺激に対する反応、すなわち音楽的感受性ととらえることができる。この音楽的感受性とは、音楽の様々な特性に対する感受性を意味している。具体的には、音楽を感覚的に受容して得られるリズム感、旋律感、和声感、強弱感、速度感、音色感などであり、表現及び鑑賞の活動の根底に関わるものである。また、音楽的感受性は、美しいものに感動する心を育てるのに欠かせないものである。そして、多様な美しさをもった様々な音や音色を尊重する心にもつながるものである。このように、音楽的感受性は、豊かな心を育む基盤となる。中略。感性の育成を目指すということは、美しいものや崇高なものに感動する心など、豊かな心を育てようとすることである。"(小学校の音楽の本より引用)

感性とは自分の持ってる感覚や気持ちとかから感じ取るものって感じかな。感じ取るためには、感覚の元となる体験や気分とか言葉とか心で感じることができるという豊かさっていうのかな。